カラーボックスで子供机を作ってみたいけど作り方は?簡単に作れるの?実際に使った使い心地はどうなんだろう、そんな疑問をお持ちですか?この記事ではカラーボックスを使って子供机を作る手順を3つにわけて解説しています。材料も少なく短時間でとても簡単に作れます。また、作った机を来年小学校に入学予定の娘が実際に使ってみて感じたメリット、デメリットもお伝えしようと思います。これからカラーボックスを使って子供机を作ろうと考えている方に読んでいただけたらと思います。簡単なので是非やってみてください。
カラーボックスで子供机を作る3つの手順【わずか30分で完成】
我が家の6歳の長女はとてもこわがりです。
朝や昼でも薄暗いとトイレに一人で行けなかったり、2階に一人で上がれなかったりします。そんな長女に2階の子供部屋に学習机を購入して設置してもきっと座らないだろう、座ったとしてもずっと親が付きっ切りでないと座らないことが予想できました。
それなら親の目の届く範囲で勉強してほしい、1階なら家事をしながらでもちょこちょこ、気にかけてあげられる、また、こたつやダイニングテーブルではなく子供のスペースを作ってあげたかったという思いもありました。
そこで、生活様式に合わせてカスタマイズしやすいカラーボックスを使った子供机を1階に作って設置しようと思いました。
では早速、カラーボックスで子供机を作る手順をみていきたいと思います。とても簡単なので安心してください。
手順
①子供机の設計を考えて材料を購入する
設計と聞いて「ちょっと難しそう。。」とびっくりされたかもしれません。安心してください。何も難しいことはありません。設計で考えることは以下になります。
設計で考えること
カラーボックスは2段or3段?
一般的には子供の机に適しているのは2段です。3段だと、キッチンカウンターくらいの高さになるので、子供には高すぎる高さになります。
我が家ではニトリのカラーボックス Nカラボ2段を購入して使用することにしました。
下の写真は身長113センチ 6歳 標準体型の長女が2段のカラーボックス机に向かっている写真です。椅子は高さ調整が可能なもので、足置きがありますが、椅子をいちばん低い高さにすると足は床にもつきます。(朝起きてきてパジャマのままこどもちゃれんじの課題をしています)
カラーボックスもメーカーにより規格が違うので比較検討されてもいいと思います。
カラーボックスを置く向きは?
カラーボックスの収納面を正面にするか側面を正面にするかを決めます。こちらはとても悩みましたが、最終的には側面を正面にすることにしました。
理由としては
・収納面を正面にすると上に置く天板の奥行が小さくなり、奥行きの小さい天板で子供が勉強しにくいと思った
・子供机を設置するスペースの都合上、側面を正面にしないと置けなかった
があります。
収納面を正面にして設置した場合、上に乗せる天板は奥行きの小さい細長いものになります。机の上に教科書を並べたり電気スタンドを置くことを考えるとあまり奥行きの小さい天板では使い勝手が悪いのではないかと思いました。
そこで側面を正面にし、奥行きが十分にある天板を設置しようと思いました。
もう一つの理由としては、子供机を設置するスペースの都合上、側面を正面にしないと設置できませんでした。テレビに背を向ける場所でかつ、3歳の妹も座れるようにカラーボックスを3つ並べるスペースが確保できる場所が1階には1か所しかありませんでした。
カラーボックスは何個使う?
子供一人用の机なら、2個必要です。下記のようなイメージになります。
我が家は3つ下の3歳の次女がいます。まだ勉強という年頃ではないですが姉だけに勉強机を与えるときっと同じものを欲しがるだろうと思い、お絵かきや塗り絵をするスペースとして次女の机も同時に作ることにしました。
完成図は下記のようになり、カラーボックを3個使用しました。
ネットで色々調べると、カラーボックスを4つ並べて子ども一人につき、2個ずつ使用している例もみました。ただ、我が家は設置スペースの都合で、カラーボックスを3つ使用、天板は2つ使用し、下記の写真のように真ん中のカラーボックスに半分ずつ天板を置いています。
材料を購入する
設計が決まったら、材料を購入します。材料は以下になります。
材料
・カラーボックス 2個(必要に応じて3個~4個)
・天板
・滑り止めマット又は固定用のねじ
・椅子(なければ)
・その他あれば便利なもの(デスクマット、デスクライト)
私は滑り止めマット以外は全てネットで購入しました。口コミをみて購入できるので失敗が少なくできるのと、配送が早く重い物を持ち帰る手間が省けるからです。
カラーボックス
カラーボックスはニトリのカラーボックス Nカラボを購入しました。種類が豊富にあり、口コミが良かったこと、お値段も925円(税別)とお手軽だったからです。他の用途としてもニトリのカラーボックスを自宅ですでに使用しており、品質にも満足していました。
自宅近くにもニトリがあり店舗に買いに行くこともできましたが、1つ6キロと結構重いので、ネットで購入しました。
天板
天板はこちらを購入しました。
出典:amazon公式サイト
口コミがよかったのと、天板の厚みが2.5センチと十分にあった、幅が50センチ~200センチと豊富(10ミリ~100ミリ単位で選べる)、奥行最大50センチ、カット、塗装、面取りなど無料で行ってくれ、配送料も無料だったのが決め手で購入しました。
届いた天板はとてもなめらかで触り心地もよくしっかりしたものでした。塗装の臭いもなく、角の面取りもしっかりしてくれていました。
天板の詳細については選び方のポイントとともに、「カラーボックスの天板はどこで買う?材木店からネットで購入しました(150サイズ×4色)」をご覧ください。
カラーボックスの天板はどこで買う?材木店からネットで購入しました(150サイズ×4色)
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こちらから購入できます
滑り止めマット(固定用のねじ)
天板とカラーボックスがずれないようにするのに必要なのが滑り止めマットです。下記のようなもので、100均で購入しました。
天板がひっくり返ったりはないですが、やはり横方向への軽微な天板のずれはあります。しっかり固定したい方は、ネジなどで固定してください。
我が家はまだ長女が小学校入学前で教科書などの学用品が揃っていません。実際に入学後しばらく様子をみて、また収納や置き方を変えるかもしれないのであえてしっかり固定せず、カスタマイズしやすいように滑り止めマットで固定しています。
椅子(なければ)
ダイニングテーブルの椅子がありましたが机に向かう際にわざわざ椅子を持ってくる手間を省くために机用の椅子を購入しました。購入したのは下記です。座面と足置きが成長に合わせて調整できます。
出典:amazon公式サイト
ニトリの2段のカラーボックスの机と合わせてみたところ、座面をいちばん低くするのがちょうどよい高さになるようです。
フローリングに置く予定だったのでキャスターがついているのが便利かなと思いこちらにしましたが、子供達はキャスターでゴロゴロするのが楽しいようで椅子に乗ってリビングを縦横無尽にゴロゴロします。。その音が少し耳障りなときがあります((;^_^A)
椅子のことについては「ダイニングで勉強に集中できる子供用の椅子 我が家の学習環境をお見せします」で詳しく書いています。
ダイニングで勉強に集中できる子供用の椅子 我が家の学習環境をお見せします
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こちらから購入できます
その他あれば便利なもの
他に必須ではないですがあれば便利なものは以下になります。
・デスクマット
・デスクライト
デスクマットは最初は購入していなかったのですが、子どもが飲み物の入ったコップを机に置いた際、コップの跡が机についていました。汚れ防止と色々な物を挟み込めるのでデスクマットを購入しました。
出典:amazon公式サイト
ビニールの臭いは初日だけ少ししますが、すぐになくなりました。クルクル丸まって届きますが、広げて上に重い物を置いておくとすぐに真っすぐになります。汚れや傷から机を守ってくれ、購入してよかったと思います。
好きなものを色々挟み自分好みにして楽しんでいます。
こちらから購入できます
デスクライトは勉強をする手元が暗くならないように購入しました。お値段もお手頃で、LED光源を採用、目に優しく、10段階の明るさ調整、使わないときは折り畳みができ見た目もかっこいいです。
出典:amazon公式サイト
デスクライトの詳細については「子供の目に優しいデスクライト 抑えるべき4つのポイントとは?」の記事で解説しています。
子供の目に優しいデスクライト 抑えるべき4つのポイントとは?
部屋の照明が明るいので、あまり子ども自ら電気をつけることはなく、私が気づいて「机の電気つけてね」と促すと点けますが子ども自信はあまり必要性を感じていないようです。ただ、手元はやはり暗いので、点けるよう引き続き声掛けしていこうと思います。
こちらから購入できます
②カラーボックスを組み立てる
必要なものが揃ったら、次はカラーボックスを組み立てていきます。
カラーボックスの組み立て方は「ニトリのカラーボックスの組み立て方 写真17枚でやさしく解説」の記事で詳しく書いています。
ニトリのカラーボックスの組み立て方 写真17枚でやさしく解説
ニトリのNカラボ以外の方は取扱い説明書を見て組み立ててみてくださいね。
③ カラーボックスの上に天板を置く
最後の工程です。
組み立てたカラーボックスの上に天板を置きます。我が家では下記のように置いています。長い一枚板でもよかったのですが、今後姉妹で分けて使ったりカスタマイズしやすいように天板は2枚の板を使っています。
固定は下記の写真のように、ネジ止めはせずに100均で購入した滑り止めシートをカラーボックスの上に置き、その上に天板を置いています。
しっかりと固定したい方は、ホームセンターなどで売っているネジや金具で固定してください。
滑り止めシートだけで固定はぐらつかない?
滑り止めシートのみでぐらつきはありませんが、軽微な横方向へのずれはありますがふつうに使用する分には問題なく使用できています。
天板の上に乗ったり、体重を一か所にかけたりしないように子どもに言い聞かせています。
まだ小学校入学前で学用品がどれほど増えるか未知数なので、しばらくは滑り止めシートで固定し、カスタマイズしやすいようにしておきたいと思います。
カラーボックスで作った子供机を3か月使用してみて メリット・デメリットは?
ここまではカラーボックスを使った机の作り方をみてきました。これから机を作ろうと思っているかたにとっては、作成後の使い勝手が気になると思いますので、次は実際に、3か月間使用してみたメリット、デメリットを挙げていこうと思います。
子ども達はとても気にいってくれました。毎日机に向かってお絵かきや塗り絵、こどもちゃれんじの課題など何かしらに取り組んでおり、作ってよかったと思います。
デメリット
デメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
・天板がずれる
・収納が課題
天板がずれる
これまでも何回か挙げてきましたが、天板を滑り止めシートのみで固定しているので軽微な横方向へのずれがあります。天板はそんなに重くないので手で押してずれを直すことができます。
そのずれたスキマにペンが落ちていることもあります。小学校に入学して学用品が揃えばいずれしっかりと固定しようと思っています。
収納が課題
一般的な学習机のように引き出しや机上に棚がありません。また、収納面を内側にしているため、潜り込まないと物が取れないので使いにくいのではないかと思います。
ただ、今はまだ年長なので、教科書などはなく、カラーボックスの棚には町内のお祭りでもらったお菓子やランドセルなどを入れているのみなので、今後小学校に入学して学用品が増えてきたときの課題だと思います。
100均やカラーボックスの収納など便利なグッズもたくさんあり、ネットにもたくさん情報があるので工夫次第で何とかなるかな、と個人的には思っています。
メリット
勉強や幼稚園の課題を自分からすすんでするようになった
勉強というのは、ベネッセの幼児向け通信教育のこどもちゃれんじから毎月届くキッズワークという課題です。今は小学校入学前の準備として国語や算数のような課題もあります。幼稚園の課題は毎週1冊本を園より持ち帰ります。その本を読んで、本の好きなところの絵を書いて翌週に提出するというものです。
これらの課題、以前はほんとうにしませんでした。口をすっぱくして何度も何度も言ってやっとする、私が最終的にきれてする、キッズワークは何か月も課題がたまっている状況でした。
それがカラーボックスを使って机を作ってからは、劇的な変化があり、自ら取り組むようになりました。嘘のような話かもしれませんが本当なんです。キッズワークは教材が届いた翌日までには9割がた終わらせ、絵本の課題は園から持ち帰った当日から取り組み、数日かけて丁寧に色塗りまでし、完成。
理由としてはカラーボックス机を作って課題や教材を机の上に置いておくようになったこと。以前は本棚の一角に置いたりしていましたがそれだとどうしても子どもの目にとまることが少ないのでわざわざ取り出してきてすることができなかったのではないかと思います。
今はカラーボックス机の上に置いているので、自分のスペースである机の上は子どもが必ず見るので、目につきやすく自ら取り組んでくれているのではないかと思います。
私は一言も「やりなさい」とは言っていません。むしろ、最近では我が子は「やりなさい」と言われるとやらないタイプで何も言われないほうがやるのかなとさえ思えてきました。
整理整頓を自分で行おうとするようになった
以前に押入れの扉を取っ払い、押入れの上下で分けて姉妹のおもちゃの収納スペースとしたことがありました。詳しくは「押入れを使ったおもちゃ収納の実例【姉妹で一つずつ】」をご覧ください。
押入れを使ったおもちゃ収納の実例【姉妹で一つずつ】
そのときも、押入れの上部の自分のスペースが散らかっていたら自分で綺麗にしようとする行動がありました。
今回も、自分専用の机を作ったことにより
「ちょっと整理するわ」
「机、綺麗にしてるねん」
と自ら整理整頓に取り組むようになりました。整理整頓の意識はあるもののまだまだ完璧ではなくやりっぱなしのこともありますが、掃除機をかけるついでに私がさっと片づけたりします。
こたつやダイニングテーブルはあまり使用しないようになった
カラーボックス机で作業することが多くなったので、こたつやダイニングテーブルはあまり使用しなくなりました。こたつやダイニングテーブルで食事をする際にどさっと散らかった鉛筆や広がったノートを片づけるのは一苦労でしたが、今は机で取り組んでくれるので食事前のひと手間がなくなりました。
自分のスペースができて喜んでいる
何よりも子ども達がとても喜んで気にいって使ってくれているのが最大のメリットだと思います。二人とも少なくても1日1回は机に向かって座り何かをしています。
机の上にはお気に入りのお人形を飾ったり、デスクマットの中にも好きなアニメのグッズを挟み込んだりしています。ゆっくりとでいいので家族が集うリビングに設置した机で勉強をする習慣がついていってくれればいいなと思っています。
おわりに
カラーボックスを使った机の作り方、作成後、使ってみてのメリット、デメリットを書いてきました。いかがだったでしょうか。私も以前から作りたいと思い色々調べていました。作り方は書いてあるもののその材料をどこで購入したのかの情報がなく、特に天板選びには苦労しました。そこで実際に作った私がどこで購入したのかを載せておくことでこの記事を読んでいただいた方のお役によりたてるのではないかと思い、作成後の使い勝手も含め書きました。これからカラーボックスで机を作ろうと思っている方の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。