今回は「一生お金に困らない!世界一カンタンなほったらかし投資」を読んだ感想を書いていこうと思います。著者は国内外の証券会社の社員だった前川富士さんで現在は独立系ファイナンシャルアドバイザーとして活躍されています。老後の2000万円問題に備え長期、分散、積み立て投資をしましょうという内容です。シミュレーションなどが多く数字の計算がたくさん出てきて数字、計算が苦手な私にとってはやや難解な部分もありました。
「一生お金に困らない!世界一 カンタンなほったらかし投資」を読んだ感想
毎日15分づつくらい読んで1週間くらいで読み終わることができました。
本の概要
・老後2000万問題 もし何もしなかったら(何もしないリスク)何歳で預金が破綻するかシミュレーション
・貯金だけしていても増える時代ではない投資をしよう(世界一カンタンなほったらかし投資)
・ほったらかし投資とは?分散・長期・積み立て・プロの力を借りる
・バスタブ理論(収入を増やし支出を減らして運用利回りを上げる)
・ほったらかし投資を構成する金融商品(債券、株式、金、REIT)
・投資信託の型 値上がり戦略と口数複利戦略
・各種シミュレーション(基準価額、分配金の変動による)
・投資をした3家族のケーススタディ(夫婦二人と子ども二人の4人家族、43歳独身女性、退職が近づいてきた家族)
本を読んだ感想
預金だけしているのは何もしないのと一緒で投資をして資産を増やす必要がある、なので「世界一カンタンなほったらかし投資をしましょう」という内容です。よくあるインデックス投資を推奨する本かと思いきやそうではありませんでした。インデックス投資よりもアクティブ型のファンドを推奨していたり分配金を出すファンドのシミュレーションをしていたりと本の題名から想像していた内容とは違いました。
シミュレーションは様々なファンドや条件で行われていて、何もしなかった場合(投資せず預金のみ)と年利5%の場合、年利7%で運用した場合資産はどうなるか、いつ破綻するかなどが図解で示されていたのはわかりやすかったです。
しかし一つ疑問に思ったことがあります。それは税金や手数料を抑えることが触れられていなかった点です。利益にともなって払う税金の話はたくさん出てきたのですが、非課税で運用できるNISAやIDECOについては全く記述されておらず、シミュレーションの手数料も3%と信じられないくらい高さなのです。
手数料の節約と節税についての記載がないのとあくまで机上のシミュレーションなのであまり現実味が感じられなかったのが残念です。ファイナンシャルプランナーなら多くの人の相談にのってきているはずなので実例を示してもらえるともっと説得力があったと思います。
本から学んだこと
私も実際に昨年からインデックス投資を始めていて、値上がりによる資産増加を期待しています。資産が増えるには値上がりしかないと思っていましたがこの本を読んで分配金を受け取るほうが結果として値上がりによる利益を上回ることがあるという事実は意外でした。投資したお金を何に使うのかによって増やした資産を取り崩すのか、分配金を受け取るのかの出口戦略も違います。そういう意味で目的、ゴールはどこなのか投資を始めてスタートして走り出した今、考えておく必要があるのだと思います。
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