小学生の子どもがからかわれていると知るとどうしたらいいかたまらない気持ちになりますよね。私の長女も小学1年生のときに同級生の男子にからかいと暴力的な行為をされました。この記事では長女がからかわれたときのことと、母である私がとった対処法についてお伝えしたいと思います。お子さんがからかわれて悩んでいる親御さんに読んでいただけたらと思います。悪いのはからかわれているほうではありません。からかって人の嫌がることをするほうです。
小学1年生 男子にからかわれる 学校に相談した結果 担任が謝罪に
小学校に入学して約半年くらい経ったころふとした拍子で長女が男子にからかわれていることを知ることになりました。きっかけは近所に住む同級生の女の子が同級生の男子から下校中に強くランドセルを蹴られ、弾みで転倒して怪我をしたという話を聞いたことからでした。
1年生は集団下校していたので長女にも上記の事実確認を行うと知っていました。心配になり長女に暴力されていないか尋ねました。
結果的には、同級生男子によるからかいと(物に対する)暴力は1年生の間に2回ありました。
男子にからかわれる 1回目
1回目のことです。同級生の女子が男子から暴力を受けたことで長女に同じような目に合ってないか聞くと、ぽつりぽつりと、
「暴力はされてないけど、止めてって言っても追いかけてきて怖がらせたりランドセルを叩いてくる男子がいる」
止めてと言っても止めてくれない。長女にだけではなく他の女の子も同じことをされている、女子は何もしていないと。
男の子は遊びの延長でふざけが過ぎた感じでしているのかもしれませんが何より長女が嫌がっているのと、止めてとお願いしても止めないことが問題だと思い、長女に相談し、担任に連絡することにしました。
連絡方法は連絡帳で行いました。個人名は書かずに長女から聞いた内容と指導をしてほしい旨を記載。結果、担任が事実確認をし指導をした、ご迷惑、心配をおかけして申し訳ないとといった内容が連絡帳に書かれていました。
内容が内容なだけに電話でもかかってくるのかなと身構えていましたが、意外にも連絡帳のやりとりだけで終わりました。
私の反省すべき点として、長女から聞いた内容だけを鵜呑みにして相手の男の子の言い分を聞かずにいきなり「指導してほしい」と書いたのはまずかったのかなと思いました。担任は事実確認をしてくれたようですが、事実が長女と話す内容どおりだったのか、担任にそこまで確認すればよかったと思いました。
「指導をした」と連絡帳には書かれていたので事実も長女が話す内容と概ね相違はなかったのでしょうか。
担任に連絡して以降は男子によるからかいはなくなりました。
男子にからかわれる 2回目 担任が謝罪に
2回目は1回目のからかいから4か月ほど経ったときに知ることになりました。
1回目と同様、長女から話があったのではなく、知り合いから長女がいつも一緒に下校している同級生の女の子が泣いていたという話を聞いたからでした。
長女に尋ねると同級生の女の子が泣いたことは知っていました。1回目のからかいと同様、男子が複数の女子を追いかけまわしてランドセルを蹴ったりしたそうです。
そして、泣き出した女の子は大切な家族のことを悪く言われたこともあり泣き出したそうです。
長女自身の被害を尋ねると少し考えて、
「私は泣かなかった。けど、追いかけられて、蹴られたかもしれない、、」
とやや記憶が曖昧なのか、ごまかしているのか、わかりませんでした。2日ほど前にランドセルが白く汚れていることがあったので長女に聞いたことがありました。そのときの返事もランドセルが白く汚れている原因を「こけたのかな・・」と言い曖昧でしたが、それが蹴られた跡だったのではないかと思いました。
蹴られたことを隠そうとしているように私には見えました。親を心配させたくないのか、蹴られたということを知られたくないプライドがあるのか。
ランドセルを蹴られて転倒して怪我をした同級生の女の子もいます。怪我も心配ですが、祖父母が孫のために買ってくれた大切なランドセルを蹴るという行為には怒りしか感じませんでした。
今回も女の子たちは何もしていないということを確認し、
「何があっても暴力は絶対にいけないし先生にちゃんと話をしてもらおう」
と長女に言い、今回も担任に連絡帳経由で連絡することにしました。1回目のからかいのときの反省も踏まえて今回は、長女から聞いた被害内容→娘は何もしていないと言っている→娘に何か悪いところがあれば注意します(ので双方から話を聞いて指導をお願いします)と記載しました。1回目の報告と違うのは長女に悪い点があれば指導しますと付け加えた点です。
ドキドキしながら長女の帰りを待っていると長女が帰宅。
「ママ~、大切なお知らせがある。先生があとで来るって」
と突然、担任が訪問することとなりました。家に来た担任は、
「男の子から話を聞き長女には悪いところはなかった、蹴ったことも事実のようです。謝罪させ指導しました。二人の家庭にも連絡しました」と。
前回はわかりませんが、今回は保護者にも連絡が入ったそうです。こちらの氏名などの個人情報を担任が男の子の保護者に伝えたかどうかはわかりませんが、相手の親からはノーリアクションでした。
担任の先生はしばらくは下校時に付き添ってトラブルがないか見てくれたり、目をかけてくださったことにはとても感謝しています。
その後は聞いている範囲ではからかいや暴力はなくなりました。
からかわれることを自分からは言い出せないのか
今回の2回のからかいはいずれも、長女自ら話をしてきたわけではなく、私が周囲から話を耳にして長女に確認した結果、話してくれました。
先ほども書きましたが、親に言い出せないのは親を心配させたくないからなのか、プライドの高さなのか、長女が話すほどのことではないと思っているのか、色々な推論はできますが、やはり本音ではちょっとしたことでも親には何でも話してほしいし相談してほしいと思います。
「話したくない」ならまだしも「話せない」ことは問題だと思います。話したいのに話せないのと、自分の意思で話したくないのは大きく違うと思うからです。いずれにせよ何でも話せる親子関係を築けていないのは私の至らぬ点です。親子の関係を見つめなおし、よくないところは改善していきたいと思います。
話してほしいと思う反面、「話したくない」という長女の気持ちも尊重したいです。私自身も似たような経験がありました。それは話したくないのに母親からしつこく聞かれると余計に話したくなくなって心を閉ざしていたからです。
からかわれる方が悪いのか?
子どものいじめやからかいについて悩み、ネットで検索すると、「いじめられやすい子どもの特徴とは?」や「いじめらないようにするべきことは?」などと言った見出しがおどっていることがあり驚かされます。ひどいものになると、いじめられないために清潔にするなどと書いてあるものもありました。
そうではないですよね。からかわれる方は悪くないです。まるでからかわれる方が悪いかのような表現に吐き気を覚えます。からかう方が悪いし改善するべきだと思います。
長女にだってからかわれれやすい理由なんてありません。運動も勉強も大好きなごく普通のその辺にいるちょっと繊細な女の子です。
からかわれたときの対処法を長女に教える
からかわれたときの対処法を長女に教えました。
まず、大前提としてからかわれて嫌な思いをしているのに我慢する必要はない、止めてもらわなければならない。
もしからかわれたら
・無視
・止めてって言う
・先生or親に言う
とういう行動をとるように伝えました。
寝る前に長女と話していたらとても辛いことを話してくれました。それは男子から「キモイ、ブス」と言われたことがあることです。日常的に言われているわけではなく1度だけだったようです。そしてその時は先生に自分で言ったそうです。
私が誰から、いつ頃言われたのかと詳細を聞いても
「さあ、忘れた。」
と記憶が曖昧なのか、名前などは言いたくないのか、教えてくれませんでした。そして堰を切るように、
「幼稚園のときから顔が可愛くならないかなって毎日鏡見てた。でも変わらなかった」
と自分の顔にコンプレックスをもっていることを打ち明けてくれました。小さな胸でそんな辛い思いを抱えていたのかと胸がつぶれる気持ちになりました。辛かったね、あなたは可愛いよと言って抱きしめることしかできませんでした。
まとめ
自分の小学生の子どもがからかわれていると知ると本当に辛い気持ちになります。悪いのはからかわれる方ではありません。からかう方です。子どもの話を聞き、タイミングをみて大人が介入するべきときはしましょう。子どもが話をしてくれるように普段から良好な関係でいることも重要です。自分の子どもを守れるのは最終的には親しかいません。私の長女も小学1年生のときに2度、からかいで学校に相談し、対処してもらいました。
こども園のときも男の子から変なあだ名をつけられて長女が辛い思いをすることがありました。そのときも園に相談し、対処してもらいました。詳しくは「幼稚園でのいじめ 我が子を守るために親がとった行動とは?」をご覧ください。
幼稚園でのいじめ 我が子を守るために親がとった行動とは?
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おわりに
長女が小学1年生のときにからかわれたときのことを思いだしながら書いてきました。いかがだったでしょうか。子どもがからかわれていると知ったとき親も辛いですが、子どもはもっと辛いです。是非寄り添って共感して話を聞いてあげてほしいと思います。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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