家事の中でも大変なのが毎日行う料理ではないでしょうか。料理は工程が多いからです。買い物、メニューを決める、調理、後片付けと多くの労力と時間を要します。
家事、育児、仕事にと忙しい日々を送っていて少しでも毎日の料理にかける時間を短くしたいと思ったことはありませんか?
この記事では実際に役立つ料理を時短できる方法10選をまとめました。
記事を読むことにより料理にかけていた時間を短くすることができ、空いた時間を家族の団らんや自分の時間に使うことができ、心もハッピーに過ごすことができます。
私も料理の手際が悪く夕食作りに1時間以上かかる事がよくありました。パート勤めを始めるにあたり、少しでも料理の時短をしたいと思い、試行錯誤して時短に取り組んだ結果、料理の時間を短くすることができ、心に余裕をもって過ごす事ができています。
書いてある事を全部しなくてもいいので1つでも2つでも初めてみてください。料理がもっと楽に、短時間で行えるようになります。
料理の時短のコツ まとめ10選 時間ができて心もハッピーに
料理の時短のコツは10項目あります。取り組みやすいことから始めてみましょう。
1 下ごしらえをする
2 時短食材を上手に使う
3 味付けはマニュアル化する
4 献立はパターン化する
5 さっと出せる一品を活用する
6 作り置きは1品だけでいい
7 時短グッズを利用する
8 買い物はまとめ買いする
9 料理は手のかかるものからする
10 手を抜くところは抜いてメリハリを
順番に詳しくみていきたいと思います。
1 下ごしらえをする
下ごしらえをしておくと料理がぐっと楽になり時短につながります。
食材をカットする
食材を切る工程は意外と時間がかかるものです。事前にカットしておくと後々の自分を助けてくれます。
野菜を切る時は思い切ってまとめて切ります。切り方もみじん切りや乱切り、千切りなど色々な切り方で切っておくと色々な料理に使いまわせ、味のしみかたも違ってくるので応用できます。
まとめて切るときに役立つのがスライサーやブンブンチョッパーという調理用具です。野菜を早く細かく切ることができ、包丁で早く切ることが苦手な方におすすめです。ブンブンチョッパーは玉ねぎなどの野菜をみじん切りにするものですが、玉ねぎが目にしみないのもポイントです。我が家でもどちらも利用しています。
まとめて切るのが苦手、どうしても時間がないという方にはちょっとした隙間に食材を切るのがおススメです。例えば夕食の準備で人参を切っているときに明日使う分だけの人参を切るという方法です。これなら大量に切る必要がないのと少しのスキマ時間でできます。食材をカットしているときに色々な食材を少しづづ集めてまとめておくとそれだけで味噌汁の具になります。少しのひと手間で具沢山味噌汁の完成です。
食材を切るときは葉物野菜→肉→魚とすると臭いや汚れがさほどつかず、キッチンペーパーでさっとふくだけですぐに次の食材を切れ、まな板を洗う手間が省けるので時短につながります。
食材に火を通す
食材に火がとおっているとあと1品の副菜、あえ物やお浸しなどにすぐ使うことができ、時短につながります。
ポイントは「ついで」にすることです。鍋でキャベツをゆでた、その際に他にゆでる野菜があれば、アクの少ない野菜からザルに入れてゆでていけばあげるのも楽にできます。
お鍋で何かを茹でたら一度冷蔵庫を見て他に茹でるものがないか確認しましょう
我が家では大根と卵の煮物(美味しいですよね(^.^))は、朝食を準備しながらお鍋で順番にゆでています。
さらにお手軽なのが、冷凍野菜を使う事です。スーパーには下茹で済、カット済の冷凍野菜がたくさん売っています。また業務スーパーには外国産ではありますが冷凍野菜が種類豊富に取り揃えられています。少々割高でもいい、国産にはこだわらない方にはとても便利なのでおススメです。
下味をつける
下味をつけて保存しておくと料理の時間を短くすることができます。
肉や魚は買ってきたら酒や醤油、みりんをまぜたものをジップロックに入れて、保存します。小麦粉や片栗粉をつけたら揚げ物になります。
野菜は塩漬けにしておくと、日持ちもしますし、漬物やサラダ感覚で1品になりますので大変便利です。
肉は前日から解凍しておく
冷凍した肉は前日夜から冷蔵庫に入れておくと翌日ちょうどいい感じに解凍されていて調理がスムーズにいきます。夏場は朝など当日解凍がいいでしょう。
電子レンジを使って急速解凍すると部位によって解凍の度合いにムラができたり、色が変わったりして上手く解凍できません。上手く解凍できていない状態で調理すると時間もかかり、火の通り具合も均一になりません。
冷蔵庫でゆっくり低温解凍することが美味しくいただくポイントでもあります
我が家では鶏肉を急速解凍して唐揚げを作ると上手く解凍ができず、中が半生で火が通っていないと家族から苦情を言われます(^-^;
出汁はつけっぱなしでOK
出汁はつけっぱなしで簡単にとることができます。出汁はカツオと昆布をお湯に入れて火加減に気をつけたり、煮干しのハラワタをとったりと手間がかかります。お湯をつかわずに水につけておくだけで簡単に出汁をとることができます。雑味やえぐみも煮出しをするよりも出にくいので美味しい出汁が手軽にとれます。
方法はいたって簡単です。
保存容器に昆布、カツオ、煮干しなどお好みのものを水とともに入れて一晩おいておくだけです。鰹節や煮干しなどはお茶パックに入れるか濾し器がついている保存容器を使えば後処理が楽です。
我が家では昆布だけでも美味しいと家族より好評なのでつけるだけ昆布だしを使っています。おなべをする日は朝から土鍋に水と昆布を入れておきます。そうすると夕食で食べる頃にはいい具合に出汁が出来上がっています。
2 時短食材を上手に使う
料理をぐんと楽にしてくれる時短食材がたくさん出回っており、上手に使うことで時短を実現することができます。
・冷凍食品(うどん 枝豆 餃子 冷凍野菜など)
・ミニトマト
・パスタ パスタソース
・乾燥わかめ
・ひじき
・調理済み魚
・ミールキットを使う
・乾燥海藻サラダ
・無洗米
・缶詰(ツナ、サバ、トマト水煮)
・万能調味料
一つずつみていきたいと思います。
冷凍食品
便利な冷凍食品が数多く開発されています。1品としてそのまま出せたり、レンジでチンするだけで完成するものも多く味付け不要で料理の時短になります。
うどんは冷凍庫に入れておくと昼食などにさっと作れて便利です。餃子は焼くだけで、餡を作ったり包んだりせずとも本格的な餃子を味わえます。冷凍野菜もカット、下茹で済なので必要な分だけ使え、便利です。
最もおススメなのが冷凍枝豆です。自然解凍OKなので夕食に食べるのなら朝、冷蔵庫にうつせば夕食時にはいい感じに解凍されています。お弁当に入れると保冷剤代わりにもなって、夏場は重宝します。色どりよし、栄養価高い、子どもが好き、何より楽ちんの4点で我が家のお弁当には必ずといっていいほど入れていました(#^.^#)
ミニトマト
ミニトマトは洗ってそのまま食べられるので時短になります。カット不要、加熱不要、皮むき不要なので本当に便利です。
おやつにお弁当に彩りもばっちりなので使える食材です。
パスタ パスタソース
パスタとパスタソースを使うことによって時短になります。パスタソースを作る必要がないので茹でたパスタにかけるだけで立派な主食になります。パスタも茹で時間が5分程度で済むものもあるので時短になります。
パスタをゆでる鍋は大きいものが必要だし、ちょっと面倒だなと思ったことはありませんか?私もそんな事を思っていて、目から鱗のレシピがあったのでご紹介します。
何とフライパン一つ下茹でなしでナポリタンができるんです。何度か作ってみたのですが別茹でしたパスタに比べると少し麺がもちもちした感じでとても美味しかったです。野菜も一緒にたくさんとれてお子さんも好きな味だと思うので作ってみてくださいね。
こちらはホットプレート一つでできるレシピです。パーティ感覚でも楽しめます。家族で一つのパスタをつつけるので子どもも喜んでいましたよ。
乾燥わかめ
乾燥わかめは塩抜き、水戻しが必要ないので時短になります。
必要な分だけささっと味噌汁やうどんに入れたり便利です。塩抜きの必要な塩蔵わかめに比べると少々割高になりますが、手間を考えると乾燥わかめしか最近は購入していません。
ひじき
生協の戻さなくていいひじきは時短になります。乾燥タイプのひじきは戻す手間とひじきがざるに詰まって洗うのが大変です。水戻し不要の生協のひじきならそのままでいいので時短になります。そのまま食べても美味しいのでサラダにも使えます。
地域によって取り扱い商品が違うと思うので気になる方はお近くの生協までお問い合わせしてみてください。生協公式 ホームページ
調理済み魚
骨取り、調理済なので湯煎するだけで煮魚が完成し、時短になります。
魚料理って下処理が大変で作るのが億劫になりませんか?私がそうでした。ですので何となく時間もかかるし魚料理を避けていました。
ミールキットを使う
次に時短食材の王道ともいえるミールキットをご紹介したいと思います。
ミールキットというのはあらかじめ献立が決められ食材、調味料がカット、計量済でレシピとともに届くサービスになります。
最初にも書きましたが料理にはたくさんの工程を伴います。献立を決める→食材を買い出しに行く→調理の工程のほとんどをミールキットを利用するこにより省く事ができます。調理も、カット、計量済なので炒めたりするだけで早いものだと10分ほどで済みます。
栄養のバランスも自分で献立を考えると偏りがちになりますがミールキットは栄養バランスにも配慮されています。
私も産後や後追いが激しい時にミールキットを利用し本当に助けられました。ただ、ミールキットには色々な会社があるので迷いますが予算や好みによって検討してみてもいいかもしれません。ミールキットの比較、検討におすすめのサイトを以下に載せておきます。
乾燥海藻サラダ
乾燥海藻サラダは数種類の海藻とドレッシングが入っており、水戻しだけで簡単に海藻サラダが作れます。豆腐やレタスも入れるとボリュームもアップします。
無洗米
無洗米は米を洗わなくていいので時短になります。栄養価も普通精米とほとんど変わりません。洗わなくていい分、水道代の節約にもなります。デメリットは、普通精米に比べるとやや割高になります。でもお米は毎日炊きます。時間と水道代、冬は水の冷たさも身にしみます。なので我が家ではもう数年間ずっと無洗米を使っています。味も美味しいですよ。
缶詰
サバやツナはそのまま食べることができます。また、サバは骨取済なのでそのままフライパンや鍋に入れて料理することができます。面倒な魚の下処理がいらないのでかなりの時短になります。トマト水煮缶も煮込み料理など様々な料理に使えて便利です。
万能調味料を使う
万能調味料とは使用すればバチっと味が決まる調味料の事です。色々な調味料を加えて味見をしながら味を調えるという工程が省けるので時短になります。
具体的には、ウェイパー、ほんだし、めんつゆ、白だしなどがあります。また、醤油やみそ、塩なども上質な物を使えばそれだけで料理の風味がアップします。
オイスターソースや牡蠣醤油は牡蠣の風味やうま味があり、とても美味しく味に深みが出るので我が家ではきらさないようにしています。
万能調味料は手作りでも可能です。下記のサイトには様々な手作りレシピが掲載されています。
3 味付けはマニュアル化する
味付けをある程度マニュアル化しておくと悩む事がなくなるので時短につながります。レシピを見ながら作るのは時間がかかるので、覚えていられるくらいシンプルな味付けがいいでしょう。
例えば、我が家では炒め物を作る時は 醤油 みりん 酒 砂糖=2:2:2:1と決めています。中華風にしたいときはウェイパーやオイスターソースを加えてアレンジしています。
4 献立はパターン化する
献立をパターン化すると毎日メニューに悩む時間が少なくなるので時短につながります。
私はメインを肉と魚を交互にしています。肉の次の日は魚としています。メインが決まれば冷蔵庫を見て日持ちのしない食材で汁物や副菜1点を作り、サラダ、前日の残り物を出して合計1汁2~3菜にしています。
冬場は金曜日は鍋物と決めていました。理由は翌日が土曜日で家族も休みでみんなでゆっくり鍋をつつけるからです。
金曜日にまとめ買いをしていたので木曜日は冷蔵庫の掃除もかねて残り物をフル活用したレシピにしています。具沢山味噌汁や残り物お好み焼きなどです。
月に1回はカレー、焼きそばなどの麺類の日も月に2回くらいにしています。
献立のパターン化についてわかりやすい記事があったので載せておきます。
パターン化献立の導入で毎日が時短?他家事との両立を実現する新常識
5 さっと出せる1品を活用する
さっと出せる1品があるといざという時とても助かります。
冷ややっこや冷凍の枝豆、もずくなどはあと1品というときに使えます。他には1週間くらい日持ちする作り置きを1品作っておけばさっと出せる1品になりますね。
副菜の他に、メイン料理も3分で作れます。こちらは3分で作れるカレーになります。何度お世話になったことか、、本当に美味しくて栄養満点なのでおすすめです。
出典:やまでらくみこのレシピ
6 作り置きは1品でいい
作り置きがあると便利なのですが、せっかくの週末を作り置きだけのために何時間も使うのはもったいないです。
アレンジがきき、日持ちのする常備菜を1週間で1品用意すれば応用できるので便利です。
ラタトゥイユは色々な野菜を煮込むだけで完成します。余り野菜を使って作ると冷蔵庫もきれいになり、栄養も豊富な常備菜が簡単に作れるのでおススメです。
そぼろ、肉みそ、ひじきの煮物、きんぴらごぼうなどもおすすめです。
7 時短グッズを利用する
ぶんぶんチョッパーは玉ねぎをみじん切りにする用具です。容器に入れて紐を引っ張るとみじん切りになるので、目にしみず大量の玉ねぎをあっという間に切ることができる便利グッズです。私は玉ねぎが目にしみるのがとても辛かったのでぶんぶんチョッパーはなくてはならない存在になっています。分解して丸洗いできるので衛生的です。
きゅうりやキャベツの千切り、大根おろしなどの時短に欠かせないのがスライサーです。
日本の貝印社製なので品質もばっちりです。
包丁使いが得意な方ならわざわざ、別の道具を出すのが面倒くさいと思うかもしれません。手早く、薄く切ることができるなら、包丁でいいかもしれません。私は包丁で切ると分厚くなってしまったり早く切ることが苦手でしたので(^-^;
我が家ではポットは置いていません。理由はポットの掃除が大変なのと、電気代の節約と、常時お湯を保温しておく必要がなかったからです。コーヒーやお茶を飲む時はミルクパンでお湯を沸かしています。驚くほど速く湯が沸きます。
料理後の後片付けの時短に役立つのが食洗器です。料理中も使った食器を食洗器に直接入れていくことで流しも汚れず、食事後の片づけが楽になり時短になります。洗剤で手荒れしやすい方にもおススメです。水道代の節約にもなります。手で触れないくらの熱湯で洗浄するので殺菌にもなり衛生的です。
8 買い物はまとめ買いする
買い物のまとめ買いをしておくことで料理の時短になります。
ちょこちょこ買い物に行かないことで時間と無駄な物を買わないお金の節約にもなり、冷蔵庫がすっきりして、物が取り出しやすくなり探す時間が短くなることも時短になります。
買い物を時短する方法については過去の記事で書いています。
買い物を時短するためにすぐにやめたほうがいい5つの行動とは?
買い物を時短するためにすぐにやめたほうがいい5つの行動とは?
9 料理の段取りを考える
料理は段取りを考えて手のかかるものから始めると時短につながります。手のかかる物を後に回してしまうと他の品はできているのに、手のかかる料理だけができていないということになり、時間の無駄になります。
最初に作っておいたほうがいいもの
煮込み料理や長時間オーブンで焼くなど時間がかかるものは最初にとりかかったほうがいいです。鍋やオーブンに入れてしまえばあとは放置でき、その間に他の事ができます。
冷やす必要がある料理も最初に作り冷蔵庫に入れておいたほうがいいですね。
いつ作ってもいいもの
汁物やサラダ、作り置きレシピはいつ作ってもいいでしょう。
汁物は冷めてしまいますが、温めなおすことにより出来立てと変わらず美味しくいただけるのでいつ作っても大丈夫です。
食べる直前に作るもの
時間が経つと食感が変わったり、美味しくなくなるものは最後に作ったほうがいいでしょう。
パスタやラーメン、うどんなどの麺類は時間が経つとのびて美味しくなくなります。唐揚げなどの揚げ物も冷めると衣がベシャっとしてしまいます。焼き魚も皮のパリパリ感がなくなるので直前がいいでしょう。
10 手を抜くところはしっかり抜く
ここまで料理を時短するコツをがっつりと書いてきましたが、時には手を抜く日を作りましょう。料理は365日毎日続くものなので息切れしないように時には休憩することも必要です。息抜きをすることで翌日からの食事作りの英気を養えます。
【森山ナポリ】 のピザは宅配ピザよりも安く、1枚1枚手焼きの窯焼きピザがお取り寄せできます。かなり本格的でびっくりする美味しさです。
最近はコンビニの惣菜も種類が多く栄養も考えられて作られています。あと1品という時にも使えそうですね。
おわりに
料理の時短をすることにより、イライラが減り、子どもと過ごす時間も増えハッピーに過ごす事ができています。
ちょっとした工夫、心がけで日々の料理が少し楽になります。便利な調理器具や食材もたくさんあるので上手に活用しながら料理を時短し空いた時間を家族との時間にしたり自分時間にしたりと時間を有効活用できるといいですね。