夫の仕事

介護職を辞めたい 転職の3つの手順とは?職場から逃げよう

2020年4月12日

介護職を辞めたい、転職したいと考えていますか?介護職は重労働で夜勤があったり不規則な生活を強いられる、利用者や職員の人間関係の複雑さ、責任の重さや激務の割に合わない低賃金などとても過酷な労働環境と言えます。ですから転職したいと考えるのも十分理解できます。私の夫は10年間 デイサービスで介護士として働いています。慢性的な人手不足、責任の重さ、ストレスが酷いなどの理由で転職を決意しました。現在、在職しながら転職活動をしています。夫は51歳で今の職場が嫌ながらも年齢の事もあり、転職することに慎重な姿勢でした。しかしながらストレスを抱えて辛そうに出勤する夫を見るのが辛く話し合い、転職をすることとなりました。辛い職場にいるならとどまる必要はありません。本人のみならず、辛そうにしているのを見ている家族も辛いです。この記事では介護職を辞めたい、転職を考えている人が働きながら効率よく転職できる手順と夫の転職活動の状況を書いていこうと思います。辞めたいくらい辛い職場で我慢して働くのは今すぐに辞めましょう。

 

 

介護職を辞めたい 転職の3つの手順とは?職場から逃げよう

介護職を辞めたい、転職したいと思った時に行う3つの手順について説明していきます。

 

介護職を辞めたい理由は様々だと思います。下の調査のように人間関係、労働環境の過酷さ、責任の重さなど様々な要因が理由として挙げられています。

 

辞めたいと思った時が辞め時です。働いていて楽しくない、辛いなら逃げ出しましょう。逃げ出す事は何も悪くないです。今の仕事を辞めて次の仕事に転職しましょう。

出典:公益財団法人 介護労働安定センター 平成30年労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」

 

 

出典:公益財団法人 介護労働安定センター 平成30年労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」

 

出典:公益財団法人 介護労働安定センター 平成30年労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」

夫が介護職を何故辞めたいと思ったのか、辞めるまでの道のりについては下記記事をご覧ください。

介護職を辞めたい 辞めるまでの道のり 51歳転職活動真っ最中

介護職を辞めたい 辞めるまでの道のり 51歳 転職活動真っ最中

今の職場を退職して転職する手順を3ステップでご紹介します。

夫は現在、①の転職活動をしています。

①転職活動をする

退職してから転職活動をするなら

情報収集をするのと最低3か月分の生活費の貯金をしておきましょう。なぜなら、退職して雇用保険から支給される失業給付は自己都合退職の場合3か月後からしか支給されないからです。退職すると給与の支給もとまりますので数か月の生活費は貯金しておきましょう。

 

転職活動をする際には介護→介護にするのか、介護→他業種にするのか決めておく必要があります。

介護の仕事は好きだけど今の職場は辞めたいというなら、今の職場を辞めたい理由を避けられるような職場を選ぶようにしましょう。選び方は後述します。

 

介護→介護に転職する手順

介護の仕事は求人件数も多いですが、ブラックな職場も多いです。情報収集をしっかりと行いホワイトな職場に転職しましょう。

 

可能なら資格をとってからか資格をとりながら求人を探します。ハローワーク、転職サイト、転職エージェントどの方法も一長一短あります。メリットデメリットを書いていますので自分にあった方法で探すのがいいと思います。

 

しかし、全て無料で利用できるので、全て利用してみて、その中から自分に合いそうなもので最終的に決めればいいと思います。

 

夫は全部利用しています。

資格をとる

介護→介護に転職するなら、給与アップやキャリアアップにもつながり、転職する際に有利になるので是非資格をとっておきましょう。

 

何の資格をとればいいかというと介護福祉士がよいでしょう。2019年からは勤続10年以上の介護福祉士に対し月額8万円の給与を上げる処遇改善が実施されます。これからも介護の現場で働くなら是非とっておきたい資格です。

 

介護福祉士の国家試験を受けるには受験資格があります

介護福祉士の受験資格

・福祉系高等学校で所定のカリキュラムを終え卒業する

・3年以上の実務経験があり、実務者研修を修了している

あなたは介護職として働いていますが、実務経験は何年ありますか?3年あるなら実務者研修を修了すると介護福祉士の受験資格が得られます。

 

実務者研修とは所定の受講時間と受講科目を修了することです。スクールに通い10数万円は授業料やテキスト代として必要となります。

 

かいご畑なら、所定の条件をみたすと無料で実務者研修を受けることができます。転職の斡旋、相談にものってくれます。

 

またすでに実務者研修を修了した人には通常16000円かかる介護福祉士受験対策講座が無料で受けられます。

無事、実務者研修を受けて年に1回1月(合格発表は3月)に行われる国家試験に合格すれば介護福祉士の資格が得られます。

 

ハローワークで求人を探す

ハローワークは公共職業安定所と呼ばれ国が運営する公的な機関です。求人の紹介をはじめ、職業訓練や履歴書の書き方、面接対策と幅広い就労支援を行います。

 

ハローワークは全国にありますが、自宅のパソコンやスマホからもハローワークに掲載されている求人を見る事ができます。以前はパソコンやスマホで見る事のできる情報は一部制限されていたのですが、2020年1月からパソコンやスマホでもハローワークに設置されたパソコンと同じ情報を見る事ができるようになりました。

 

ふっこ
求人をチェックするだけならわざわざハローワークに出向く必要がなくなりました

 

 

ハローワークは公的な機関故にメリットもデメリットもあります。

ハローワークで求人を探すメリット

・地元の求人が多い

・求人量が多い

・面接に至るまでをバックアップしてくれる(履歴書や職務経歴書の添削、面接の練習)

・職業訓練を受けることができる

・子育てをしながら働きたい人むけの求人が豊富な「マザーズハローワーク」がある

・自分のペースですすめる事ができる

・登録しなくても求人検索ができる

・失業給付や雇用保険の手続きが一緒にできる

 

ハローワークで求人を探すデメリット

・職員の質にばらつきがある

・求人の質が悪いものがある

・自分が積極的に動かないとなかなか転職が進まない

・開館時間が平日17時半、土日祝は休みのところが多い

・一度ハローワークに行って登録をしないと求人の保存ができない

・職場の雰囲気や人間関係など内部事情はわかりにくい

 

ハローワークにはこんな方におすすめ

  • 今すぐに転職は考えていないけどとりあえずどんな求人があるのか見てみたい
  • 自分のペースで転職活動をすすめたい
  • 地元で転職したい
  • 職業訓練を受けたい
  • 失業給付や雇用保険の手続きも一緒に済ませたい
  • 転職が初めて 履歴書、職務経歴書の添削や面接対策も受けたい

 

企業も無料で求人を掲載することができるので、求人量は多いです。そのかわり、求人の質も低いものもあります。転職時には職務経歴書を求められる事も多いので添削してもらえるのは転職初心者にはありがたいサービスです。

 

働く母親に特化した求人を紹介してくれるのもハローワーク独自のサービスです。

 

ココに注意

ハローワークでは裏事情や人間関係までは教えてもらえないです。転職先の人間関係などを知りたい人は転職エージェントがおすすめです。

公的機関故に開館時間が平日の17時半までのところが多く、土日祝も休みなので、働きながら転職活動をしたい人にとっては少々不便です。

 

夫も土曜日が開いているだろうと行くつもりにしていたら、閉館していて行けなかったということがありました。平日の昼休みに行っていましたが、ゆっくり相談する時間はないので書類だけもらって帰ってきていました。

 

転職サイトで求人を探す

ハローワークが公的な機関だったのに対し転職サイトは民間企業が運営をしており転職情報を掲載しているサイトになります。ハローワークの求人検索と同様自分で求人を検索し、応募や面接の日程調整など自分で行います。

 

転職サイトで求人を探すメリット

・自分のペースですすめられる

・会員登録をしておくだけでスカウトが入ってくるサイトもある

・介護職に特化した転職サイトがある

 

転職サイトで求人を探すデメリット

・職場の雰囲気や人間関係など内部事情はわかりにくい

・面接対策や履歴書添削などのサポートが受けられない

 

転職サイトはこんな人におすすめ

  • 今すぐに転職は考えていないけどとりあえずどんな求人があるのかを見てみたい
  • 自分のペースで転職活動をすすめたい
  • 介護求人に特化したサイトをみてみたい
  • 転職の経験があり、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートは不要

 

ハローワークと同じくネット上に掲載されている求人情報を自分のペースで好きな時に検索することができます。検索するには会員登録が必要となります。ハローワークや転職エージェントに比べて転職までに受けられるサポートが少ないです。

転職サイトには希望すれば面接対策や履歴書添削など転職支援をしてくれるサイトもあります。

 

ハローワークはハローワーク職員とのやりとりがありますが、転職サイトはネットの求人をみて自分で応募するので全て自己完結型になります。

 

介護職に特化した転職サイトがあるので介護の求人を豊富にみる事ができます。

 

 

介護の求人情報30,000件。カイゴジョブ は国内最大級、月間利用者55万人以上のとてもメジャーな求人サイトです。

 

リジョブ介護は求人件数2万6000件、登録者40万人、採用と勤続1年でお祝い金がもらえる求人サイトです。

転職エージェントで求人を紹介してもらう

転職エージェントとは人材紹介サービスの一つです。専任のキャリアアドバイザーが一人担当になってくれ非公開求人の紹介や求職者に合った求人を探してくれ、給与面や条件、入社日などの交渉、相談、面接対策など幅広いサポートをしてくれます。

 

転職エージェントで求人を紹介してもらうメリット

・非公開求人を紹介してもらえる

・面接の日程調整や条件交渉を代わりにやってくれる

・面接対策、履歴書、職務経歴書添削をしてくれる

企業の裏事情、内部事情を知れる

・すぐに転職したい場合は急いで紹介してもらうことができる

 

転職エージェントで求人を紹介してもらうデメリット

・自分のペースですすめられない

・転職を急かされることがある

・意に沿わない求人を紹介されることがある

 

転職エージェントはこんな方におすすめ

  • 次こそはホワイトな職場に転職したい
  • 給与などの条件交渉を代わりにしてほしい
  • 履歴書、職務経歴書の添削、面接対策のサポートを受けたい
  • 非公開求人を紹介してもらいたい
  • すぐにでも転職したい

介護→介護への転職を考えているなら、この転職エージェントを使った転職方法がいちばんのおすすめだといえます。

 

何故なら、転職エージェントを使ったら、今の職場を辞めたい理由に該当する職場への転職を避けることができるからです。

 

介護職を辞めたい理由は何ですか?人間関係、給与が安い、夜勤がきついなどでしょうか。

 

人間関係が嫌で転職したいなら次の職場は人間関係のいいところがいいですよね。転職エージェントを利用すれば、裏事情や内部事情などの話を聞くことができます。転職エージェントのキャリアアドバイザーが企業の人事の人と密に連絡をとっていたり、エージェント経由で転職した人の話を聞けるので裏事情などに精通しています。

 

給与が低くて転職したいのなら、次の職場では給与アップを望みたいですよね。言いにくい給与などの条件交渉も代わりに行ってくれます。

 

夫も次の職場で重視するのは人手が十分にあるか、離職率は高くないか、サービス残業がない職場を希望するとエージェントの担当さんにお願いしています。

 

面接対策や履歴書添削も行ってくれるので、働きながら転職先を探したい忙しい人にはぴったりです。一般公開されない非公開求人も紹介してもらえるので質の高い求人に出会える確率も高いです。

 

すぐにでも転職したい人は急いで求人を紹介してもらえます。就職が内定して、一定期間働くと企業から転職エージェントに報酬が支払われるので、エージェントも転職が成立しない限り報酬が発生しない仕組みとなっているからです。

 

側面としては就職が内定しないと報酬が発生しないのでなかなか面接を受けなかったり、就職が決まらないと急かされたり、早く決まりそうな求人を紹介されたりする事があります。

 

ただ反面サポートが手厚く、転職を成立させることがゴールなので、メールや電話が結構頻繁にくるため対応に時間をとられます。自分のペースでゆっくり転職活動をすすめたいという人には不向きかもしれませんが、転職が初めて、働きながら転職活動をしたい、ホワイトな職場に転職したい人は転職エージェントを利用して転職活動をするのがいいと思います。

 

夫も転職エージェントに登録しましたが、電話連絡が頻繁に来ます。

 

かいご畑は全介護転職の0.2%にしか認められていない「有料派遣事業者認定」されています。非公開求人も多数保有しており質の高い求人も紹介してもらえます。かいご畑のいちばんの特徴としては、無料で資格取得ができる支援制度があることです。取得できる資格には初任者研修、実務者研修、介護福祉士受験対策講座があります。

 

きらケアは約8万件の求人を保有しており職場の雰囲気がわかる求人検索やきらケアを通じて転職した人の体験談などが聞けます。

 

ファーストナビ介護は地域密着型の転職エージェントです。職場の雰囲気、施設長や離職率など入職前に詳しく教えてもらえます。

 

実際どれを利用したらいいかというと、全部無料なので登録はすべてしておけばいいです。まもなく担当者から電話連絡が入りますが、もし合わないと感じたならすぐに利用を中止すれば問題ありません。

 

介護→異業種に転職する手順

介護の仕事は自分には向いていないのではないか、一旦介護の仕事から離れたいそう思った人は異業種に転職するのもアリだと思います。やっぱり介護がいいと思ったらいつでも戻る事ができます。

 

基本的には介護→介護に転職するときと同じ手順になります。

ハローワークで求人を探す

転職サイトで求人を探す

転職エージェントで転職先を紹介してもらう

ハローワークで求人を探す

ハローワークで求人を探すメリット、デメリットはこちら

ハローワークで求人をみてみる

 

転職サイトで求人を探す

転職サイトで求人を探すメリット、デメリットはこちら

キャリネコは企業の詳細な口コミを見る事ができます。一般的な求人情報には掲載されていない人間関係や社風などの口コミを見る事ができます。実際の給与明細も公開されています。失敗したくない転職をしたい方には無料で利用できるのでおススメです。

 

MIIDAS(ミイダス)は求人を探すのではなく「探される」サイトです。経歴やスキルを登録しておくとそれをみた企業担当者から直接あなたに採用のオファーが届きます。

 

自分からは応募しなかったような企業からオファーが来るかもしれません。自分の市場価値を分析して企業からオファーを待つので働きながら転職先を探したい人には自分でリサーチしなくていいので向いています。

 

主婦や小さな子どもがいる人は在宅ワークで好きな時に自分のペースで働く事ができます。ママワークスなら未経験からスキルに応じた様々な仕事を検索することができます。

主婦や在宅ワークに興味がある人は


好きな時間に、好きな場所で新しい仕事のカタチ
主婦のための求人応援サイトママワークス

 

転職エージェントで求人を探してもらう

転職エージェントで求人を探してもらうメリット、デメリットはこちら

 

第二新卒エージェントneoは新卒、第二新卒(卒業後2年以内)、既卒の主に20代の若い人向けに転職支援を行います。新卒で介護職に入ったけど違う分野に転職したい人にも未経験ok の求人がたくさんあるので利用してみる価値は十分にあります。

 

 

 

②退職の意思を伝える

円満退職のために退職希望日の2か月くらい前には直属の上司に退職の意思を伝えましょう。

 

退職理由は「給与が低い、仕事がキツイ」などの会社への不満はなるべく言わないようにしましょう。言いたい気持ちも十分わかりますが、もめ事に発展する恐れがあります。「新しい事にチャレンジしたい」など前向きな理由を考えておきましょう。

引き止められたら?

退職の意思を伝えても様々な理由で引き止めてくることが予想されます。人手不足で辞めないでとお願いしてくる、褒めてくる、はぐらかす、時にはパワハラまがいに脅されることもあるかもしれません。

 

その時も十分に話し合い、退職の意思が固い事を伝えましょう。

 

それでも辞められない時は「退職代行」というサービスを利用の検討をしましょう。面倒な会社との交渉、手続きも会社に行かず済ますことができます。

 

「もう明日から会社に行きたくない」「会社と連絡をとりたくない」と思う人は一度相談してみるといいかもしれません。

 

夫も辞める決意を伝える時は引き止められる事が予想されます。送迎の大きな車を運転できる人が夫を含め限られていたり、新人が多いからです。しかしながら辞める決意は固いのでしっかり伝えてもらおうと思います。

 

③退職

退職の1か月前から退職日までは業務の引継ぎや私物の整理、挨拶などをして退職日に備えます。

 

退職後にする手続きを済ませたら次の職場に入社する日までは少しゆっくりしましょう。

 

おわりに

介護職を辞めたいと思ったら転職を考えましょう。我慢して辛い職場で働き続ける必要はありません。退職までのステップは3ステップのみです。

①転職活動をする

②退職の意思を伝える

③退職

介護の仕事は少子高齢化の進行に伴い需要の伸び続ける仕事であるといえます。同時に介護職員の負担が増えることが予想されます。ブラックな職場で働き続けることは体をこわしかねません。次に転職する会社はホワイトな会社を選びたいですね。ハローワークや転職サイトと違い、転職エージェントなら、会社の内部事情や裏事情も教えてくれるのでホワイトな会社を選ぶ手助けになると思います。

あなたの転職が成功しますように。そして夫の転職も成功しますように。

最後までお読みいただきましてありがとうざいました。

 

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ほんわかママ

小学生2人と未就学時の女の子を育てている40代主婦  投資、ポイ活、節約で教育資金と老後資金を貯める 2022年家族 5人NISA 開始 子育て全般、お得情報、投資、その他もろもろ発信する雑記育児ブログです。

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