介護職に従事している皆様、残業代の支払われないサービス残業が多く、何とかならないかと悩んでいますか?このブログでは日常的にサービス残業を行い、疲労困憊していた介護職の夫がいる私が、サービス残業をなくすために夫の会社に対し行った行動を書いています。行動した結果、サービス残業をなくすことができました。現在、職場の慣例となり漫然とサービス残業をしていて少しでもおかしい、改善したいと考えている方に記事を読んでいただけたらなと思います。
介護職のサービス残業をなくすために行ったことは?【実話です】
サービス残業を少しでもおかしい、改善したいと思うならほんの少し行動するだけでもよい方向に向かうことがあると思います。
介護職の夫 サービス残業が日常茶飯事だった
デイサービスで介護士として働いている夫の職場では残業代が支給されない「サービス残業」が日常茶飯事でした。
具体的には下記のような内容です。
・時間外の研修、会議
・トラブル対応
・行事、イベント準備 休日に外出レクの下見をしたり、行事で使う物の買い物
・多忙で昼休憩が取れない(休憩時間が取れないので実質残業だと思います)
・月末になるとモニタリング
夫の職場では残業代を請求するという慣例や習慣がなくみんながサービス残業をしているから誰もなにもいわないといった雰囲気だったようです。
介護職はサービス残業が多い業種の一つのようですが、その理由として最も大きいのが「介護報酬改定」による介護報酬の減額です。経営陣としては介護報酬が減らされる中、人件費を少しでも減らしたいことが考えれます。他にサービス残業が多い理由としては慢性的な人手不足による業務量の多さがあげられます。
労基に通報することを考えるがハードルが高い
サービス残業が横行している夫の職場でしたが、特にひどかったのが「モニタリング」とういう介護ケアプランの見直し作業が毎月月末になると1週間近く毎日2,3時間ありました。疲労困憊で帰宅し月末が近くなるにつれ憂鬱になったり、月末は予定があっても休みがとれないなど、生活をするうえでも支障がではじめ、何とかしないといけないなという思いが強くなりました。夫は辛いが仕方ないといった感じで何とかしないといけないという切迫感はなかったので妻である私が行動を起こすことにしました。
まず最初に考えたのが労基に通報することでした。
サービス残業は明確な法律違反です。労働基準法37条には「時間外労働(残業)、休日に労働した場合は割増賃金を支払わなくてはならない」と明記してあります。
しかしながら労基に通報するのは少々ハードルが高いような感じがしました。ネットで調べてみると労基には匿名でも通報できるのですが、確実に労基に動いてもらうためには労基を訪問し匿名ではなく本名、氏名を伝えたうえで告発をしたほうがいいと書いてありました。本名で通告することは今後もしばらくは働くことを考えると夫が働きづらくなるのではないかと考えました。
労基に通告する前にできることはないかと考えた結果、本社の総務部に報告しようと考えました。
本社の総務部にサービス残業を改善してほしいとお願いする
本社の総務部に手紙を書きました。要約すると以下のような感じです。
・氏名は匿名で
・事業所名は実際の名称で
・モニタリングという業務を月末1週間 毎日2,3時間はサービス残業をしている。上司の命令で行っている業務にも関わらず、残業代が一切払われないのはおかしい。残業代をきっちりと支給するか、サービス残業自体をなくすようにしていただきたい。
・もし改善しなければ労基に通報することも考えております。
といった内容で手紙を書き、本社の総務部に送りました。
サービス残業がなくなった
手紙を送り、結果どうなったかというと、サービス残業はなくなりました。正確にいうと、モニタリングをしないでいいようになりました。残業時間として最も大きな比重を占めていたモニタリングをしないでいいようになったことによりサービス残業をする時間は圧倒的に減りました。
総務部に送った手紙にはモニタリングのことしか書かなかったので会議や研修といったサービス残業についてはなくなることはありませんでしたが、全体の残業時間としてはかなり少なくなりました。
本社総務部から事業所の管理者にどのような指導があったかはわかりません。管理者からデイサービスの介護職員に対し
「誰や~ 本社にチクった奴は!」
という犯人捜しともとれる皮肉な発言があったと夫から聞きました。総務部に手紙を書くことは夫には内緒でしたので、夫をはじめ、介護職員も全員ポカーンとした反応で誰が手紙を書いたのかの特定は難しかったようです。
また通報しようか悩んでいる
総務部に報告してからモニタリングをすることによる残業はなくなりましたが、依然、サービス残業や年始年末休みの出勤の強制などの問題があり、また通報しようか悩んでいます。
夫は「言っても仕方ない、自分がスキルアップして転職するしかない」という考えで介護福祉士の資格をとって転職することも考えているようです。
介護職 サービス残業が改善されないときは?
自分で何らかの行動を起こしても何も改善されないとは、ブラックな職場にいるより思い切ってホワイトの職場に転職するのも一つの手段だと思います。
自分で転職先を探す
介護の求人はたくさんあります。その中から自分で探して転職活動をします。夫は介護福祉士の資格をとってキャリアップし、いずれは転職すると言っています。
転職エージェントを使って転職する
転職を仲介、サポートしてくれる会社を転職エージェントといいます。求職者は無料で利用できます。メリット、デメリットを挙げてみます。
メリット
・転職の相談相手ができる。
・無資格、未経験でも研修が充実した職場を紹介してもらえる。
・内部情報を保有しており、実際に働いている人の口コミなどからブラック企業かどうかがわかる。
・見学や面接の日程調整、給与交渉などをしてもらうことができサポート体制が充実している。
・就職が決まったらお祝い金や面接の交通費などがもらえる会社もある。
デメリット
・転職をせかされたり、転職エージェントの都合で転職先を紹介されたりしてしまう
転職エージェントは求職者が就職して初めて求人を出している企業から紹介料として報酬を受け取るのでデメリットはある程度仕方がないかもしれません。自分のペースでゆっくりと転職活動をすすめたい人は自力で探すか、転職サイトなどを利用してもいいでしょう。
少しでも転職を考えているなら相談がてら、完全無料なので登録だけしてみてもいいかもしれません。
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おわりに
介護業界ではサービス残業が横行するブラックな職場があります。自分で何らかのアクションを起こしても改善されない場合は思い切って転職という選択肢もあると思います。決して、慣例として我慢せずにサービス残業がなくなるように行動を起こしていきましょう。
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